2015年の本屋大賞です。
そして今年秋、アニメ映画化だそうです。
架空の世界で医療と動植物、民族間の確執など織り交ぜ、二人の男性が主人公のファンタジー小説です。
読み進めていくうちに引き込まれて、上下巻あっという間に読み終えました。
主人公の二人の男性。
ヴァンとホッサル。
故郷を守るための戦闘集団の頭だったヴァン、戦いに破れ囚人達と一緒に岩塩鉱で鎖に繋がれ働かされています。
一方、帝国の医術師であるホッサル。
岩塩鉱で謎の獣達が人々を襲い、次々と噛んでいきました。それにより謎の病が発症し、ヴァンと幼児の二人以外全員が死滅してしまったのです。ヴァンは足枷の鎖を引きちぎり幼児と共に岩塩鉱を脱出します。ホッサルは死滅した岩塩鉱の人々の病の原因を探るべく現地に行きます。
ヴァンと幼児はどうなるのでしょう?
謎の獣とは?
岩塩鉱の人々が死滅する病とは?
ホッサルは現地で何を見るのでしょう?
どうですか?
面白そうですよね。
あー!最後が・・ね。
この場で詳細は書きません。
読んでみてください。
私はヴァンの決断に泣きました!
作者の上橋菜穂子さんは、小説家であり文化人類学者とのこと。2014年に国際アンデルセン賞作家賞も受賞しています。「小さなノーベル賞」と言われるほど児童文学への永続的な寄与を認められた、影響力のある賞だそうです。
この「鹿の王」は2014年の作品です。
続編「鹿の王 水底の橋」があるようなので、是非読んでみようと思っています。
後日、続編「鹿の王 水底の橋」を読んだ後の私のブログです。