1000spring's blog

日々過ごす中で心に感じたことを・・

日本画の定義って? 油絵や水彩画とどう違うの?

日本画という言葉を聞いたことがあると思います。

日本画ってご存知ですか? 

 

でも、定義を聞かれても答えられません。

 

油絵とは絵の具がちがうだけ?

水彩画とは何がちがうの?

そもそも、日本画って何?

 

私は「絵」というと、油絵を連想しがちです。

そのほかに水彩画、水墨画、版画、ちぎり絵などなど絵を描く技法はたくさんあります。そのなかで日本画って定義があいまいな気がします。

 

なぜそんなことを思ったか?

実は母が以前日本画を習っていて、母が描いた日本画があります。

 

 

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「朧月と桜」私が勝手に題名つけました。

現在は我が家に飾ってあります。

 

今年91歳になる母の日本画

この絵を描いた時の年齢は70代でしょうか?

うすい絹の布に描いてあります。

本当は油絵がやりたかったそうですが、日本画の先生が近所で教室を開いていたので参加したそうです。良い先生にめぐまれご一緒の生徒さん達とも仲がよかったようです。実際に描いているところは見たことがありませんが、道具に筆がたくさんあるのにはびっくりしました。さらに小さな皿やニカワとか。

 

壁にかかっている絵を見ながら思いました。

日本画とは。


明治以後にヨーロッパから入った西洋画に対し、わが国在来の技法・様式による絵画。墨や岩絵具を主として、若干の有機色料を併せ用い、絹・紙などの上に毛筆で描く。(広辞苑 第五版から引用)

 

ということは・・

明治以降と時期を限定され

日本伝来の技法・様式にのっとり

主に墨や岩絵の具で

有機色料(自然のものを使って色を作り出す材料?)を併せて

絹や紙などに

毛筆で描く

・・・・ってことらしいです。

 

その他検索しても、日本画とは?という問いに答えるのは難しいと多くの人が書いています。

 

日本画を勉強している美大生もそして日本画美術館のホームページなどでも、洋画と日本画の違いについての質問には、美術館員だけでなく、当の日本画家たちも言葉に詰まってしまうのではないかと書かれていました。

 

現在では、伝統にもとづく技法、感覚や美意識、表現などが時代とともに変化、多様化しており

つねに日本画とは?

また日本画と洋画の区別とは?

その日本画という名称が妥当なのか?

と問われ続けているそうです。

 

 

もっと簡単に理解できると思いましたが残念。

難しいのね、日本画の定義。

 

 

日本画と言われる絵を見ると理解できるのかもしれません。

百聞は一見にしかず、です。

 

 

それではと、有名な日本画家を検索してみました。

たくさんの名前がありました。

そのなかで私が知っている日本画家。 

 

上村松園

横山大観

東山魁夷

平山郁夫

 

この方達の絵を見ると、傾向がわかるのでしょうか。

 

上村松園の絵 「序の舞」 ※切手にもなっています。

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横山大観の絵 「霊峰 富士」

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 確かに、油絵とは質感が違いますよね。

水墨画は墨一色のような気がするし。

水彩画といわれても、納得してしまうような。

素人の私では、見ても区別がつきません。

 

見てもわからないなら!

 

私なりの結論

描いた作者が、「日本画」といえば 日本画です!(乱暴(^^ゞ)

 

地球がどんどんグローバル化して、たくさんの国々の交流があり、人々が行きかう中で自国にはない良いものを取り入れていけば、洋画・日本画の区別などなくなり、芸術(アート)という大きなひとつのジャンルになるかもしれないですよね。

 

乱暴な結論になってすみません。

タイトルの答えは出ませんでした。