夫婦で近所のスーパーに買物に行きました。
帰り道、後ろから男性の会話が聞こえてきました。
「あいつはセミダブル・・」
「いや、ダブルの方が・・」
「その方が楽だから・・」
って、ベットのサイズらしい。
引越しかな?
それとも、初めて友人宅に泊まり?
あっという間に追い抜かれました。
若い男性3人でした。
近くの大学生かな?
お買物なのか二人は何も持たず、一人は手にルイ・ビィトンの財布のみ。
服装もラフなスウェットとダウンジャケット、ニット帽でスニーカー。でもどこかこぎれいで育ちの良さを感じられる若者でした。
どこへいくのか?
私達夫婦の関心がそこにありました。
だって、駅は逆です。
私達が買物したスーパーも逆です。
彼らが歩いていく方向には、薬の福太郎。
私「どこに向かってるのかな?」
夫「ひとつ先の駅かな?」
私「引越ししたばかりでお店探してる?」
夫「ググるでしょ。」
私「お財布しか持ってないから買物だと思う。」
夫「福太郎で薬か酒か、買うんだよ」
私「薬を買うのに三人で行く?行かないよ。」
夫「じゃ酒だな。」
私「お酒ならスーパーの方が種類も豊富だよ。」
夫「じゃ、ずっと先にあるココスかな?」
私「クリスマス・イブに男三人でココスねぇ。」
夫「ココスでコンパ。女性陣三人と待合わせ。」
私「えっー!あの服装で?ココスで?」
夫「・・違うな。」
私「ココスでコンパ、ありえない。」
夫「じゃ、どこ行くのかな?」
私「この辺にはケンタッキーはないよねー」
夫「チキン?イブだけに?」
私「マクドナルドならあるけどー」
夫「おーマック、いいな!」
私「は?あなたの嗜好?」
夫「この角を曲がらなかったから福太郎はない。」
私「マクドナルドまで結構歩くけど」
夫「だね。」
私「あの。聞いてもいいですか?どこかに買物行こうとしてると思うんですけど、どこに何をしにいくんですか?」
・・・っと確認したい気持ちを抑えて、道を曲がって遠ざかる彼らを見送った私達でした。